【スタイリストとは】

スタイリストの種類

☆広告・TVCMなど映像系

☆雑誌・メディア系

☆映画・ドラマ・舞台

☆芸能人や著名人の専属

おおまかにこのような種類に分かれますが、

その中で、ファッション・インテリア・小物雑貨・フードなどを専門にしていたり、それらの分野をまたいでいたりと様々です。

一般の個人の洋服などをコーディネートやアドバイスをしたり買い物などに同行するパーソナルスタイリストという仕事もみられるようになりました。

また、最近では美容・理容師さんをヘアースタイリストと呼ぶようにもなっています。

 

私は札幌を拠点として、おもに広告全般におけるスチール写真・CMなどの映像関係に携わってまいりました。

ここでその中でのスタイリストの役割の一部をご説明いたしましょう。

 

たとえば

デパートやファッションビルなどの流通系のスチール媒体であれば、

まず初めに、その目的・媒体に合った商品選定やアドバイス、商品の搬出入や管理なども担うこともあります。

そこからさらにクライアントやスタッフとディスカッションしながら演出に向けての様々な視点から吟味した小道具や背景などを準備し、

さらに商品の形成・ブラッシュアップ・構成・コーディネートなどをして写真に写す世界観を創ってゆきます。

企業や商品などの宣伝の為に作られる広告では限られた期限内や予算の中でアピールしたい物やサービスの特徴を顧客に分かりやすく、

心を捉えるべく表現することが大切です。

 

そういった作品に出演するモデルやタレントなどを起用する場合も、

目的に対しての要望に加え出演するキャストに見合った衣裳や小物などを考慮しながら最適なものをキャッチし、セレクトすること。

さらに、クライアントやディレクター・デザイナーカメラマンや他のスタッフ、キャストやヘアーメイクとも密にコミュニケーションをとり、

様々な動向を的確に捉えながら全体を把握し、場を明るく保つ気遣いをもって進めていくことも役割のひとつです。

撮影が終わると、商品をできる限り元の状態以上に復元し、お借りしたものなどをお返しするということも大切な仕事です。

スタイリストは撮影当日前後にも表面にはわからない数々の細かな下準備にたくさんの時間とエネルギーをかけているということは共通していることから、

献身的でバイタリティ溢れるタイプが多いということも知っていただければ幸いです。

広告の為のフードスタイリングとは

私の個人的な感覚として料理家ともフードコーディネーターとも少し違うように思っています。

ベースが「美味しいものを作る」視点と「美味しそうに見せる」視点ともいえるのかもしれません。思いを届けるのは同じですが中身重視か表面重視かの違いともいえます。

または五感に響かせる部分の違い、かもしれません。

そこでは食べるということではなく、撮影するということが目的なため、照明などの関係性やカメラのレンズを通して見たときを想定しながらの調理や物選びやセッティングをすることが非常に重要なのです。

そしてこれもまた目的や媒体、季節やイメージによって全体像を考慮し演出することはもちろん、撮影の為にだけ行う調理方法や準備がありそれらをカメラマンなどとタイミングを合わせてできるだけスピーディーに進めていきます。

これらはフード撮影に携わる全てのスタイリストに当てはまるということではなく、いろいろなスキルや得意分野・考え方をもってそれぞれが活躍しています。

 

ご縁ある皆様のお力になれますことを楽しみにしております。

 

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